合宿免許に参加したいと思ったときに気になるのが、宿泊施設です。
主に「ホテル」と「教習所が運営する寮」の2つがありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
「費用を抑えたい」「快適な環境で過ごしたい」「友達を作りたい」など、自分のニーズに合った宿泊施設を選ぶことで、快適な合宿免許生活を送ることが可能です。
この記事では合宿免許の宿泊施設、寮とホテルの違いを比較し、それぞれの特徴を詳しく解説します。
合宿免許で宿泊できるホテルと寮の主な違い
以下の表は、寮とホテルについて、費用、立地、モチベーション、門限、設備、清掃、交流の7つの観点から比較したものです。
寮 | ホテル | |
---|---|---|
費用 | 安い | 高い |
立地 | 近い | 遠い |
モチベーション | 維持しやすい | 本人次第 |
門限 | あり | なし |
設備 | 古いことが多い | 新しいことが多い |
清掃 | 自分で行う | ホテルスタッフが行う |
交流 | できる | できない |
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
違い1:費用の安さ
費用の点から見ると、寮は安く、ホテルは高くなりやすいのが一般的です。
なぜなら、寮は教習所が運営していることが多く、費用が抑えられるからです。
さらに相部屋にすることで費用をさらに抑えることができます。
寮は食事付きのプランと自炊プランが用意されているのが一般的で、教習所によっては追加料金なしで3食食べられることもあります。
一方で、ホテルはシングルルームになることがほとんどです。
その分一人きりで誰にも気を使うことなく快適に過ごすことができますが、費用が高くなる傾向があります。
また、食事が付いていないプランも多く、自分で食事を買ってくる必要があります。
宿泊費だけでなく食事のための費用も追加でかかる可能性が高いため、できるだけ費用を抑えたい方は寮を選んだ方が良いでしょう。
違い2:立地の良さ
寮は教習所の敷地内に建設されていることが多く、教習所まですぐに行くことができます。
場合によっては、空き時間に自分の部屋に戻ってゆっくりすることも可能です。
また、移動時間が少ないため朝早く起きる必要がなく、ギリギリまで寝ていられるのもメリットです。
ホテルは駅前に建っていることが多く、教習所までは送迎バスで10~15分かかります。
移動も送迎バスなので、自由に部屋に帰る事はできず、空き時間の過ごし方を工夫しなくてはなりません。
ホテルは立地の面でデメリットが多い一方で、もしもホテルが駅や繁華街に近い場合は、自由時間に買い物や外食を楽しめるメリットもあります。
違い3:設備の新しさ
ホテルの場合、教習所がビジネスホテルやリゾートホテルと提携しているケースが多く、設備が整っていることが魅力です。
たとえば、Wi-Fi環境が整っていたり、大浴場や洗濯機が完備されている場合もあります。
一方で、寮は低価格で宿泊を可能にしていることから、頻繁に建て替えやリフォームができるわけではありません。
基本的な設備は揃っていますが、ホテルと比べると古い造りのところもあります。
また、設備自体に不備がある事もあります。
たとえば、冷蔵庫や電子レンジが使えない寮もあるので、事前にどんな設備があるかは確認しておきましょう。
きれいで新しい設備の環境で生活したいならホテルがおすすめです。
違い4:モチベーション維持のしやすさ
寮では同じ目的を持つ教習生と一緒に生活するため、お互いに情報交換をしながら教習を進めることができます。
一緒に勉強したり、教習で感じた疑問や悩みを相談できる環境は、モチベーションの維持につながります。
一方、ホテルではほとんど自室で過ごすことが多いため、勉強している人を見かけるのは日中の教習所のみです。
基本的に個室で一人きりなので、ホテルは一人で勉強したほうが集中できる方に向いています。
ただし、他の教習生と情報交換をする機会が少ないため、モチベーションの維持は本人のやる気次第です。
自由度が高い分、自分でスケジュール管理やモチベーション管理をしっかりと行う必要があります。
違い5:門限の有無
寮には門限がありますが、ホテルには門限がありません。
寮の門限は22時など早い時間なので、外食に行ったり遊びに行ったりする方には制限があり過ごしにくいでしょう。
しかし、門限があるからこそ生活リズムを崩しにくいというメリットがあります。
一方、ホテルは門限がない場合が多いです。
夜遅くまで外出することができるため、繁華街や観光地が近い場所では思いっきり楽しむことができます。
ただし、翌日の教習に支障が出ないように、自分でしっかり管理する必要があります。
違い6:清掃の綺麗さ
寮は基本的に教習生が自分たちで清掃するため、清潔さに個性がでます。
空き時間に清掃しなくてはならないため、清掃が行き届いていないこともあります。
一方で、ホテルでは外出している間にシーツ交換やタオル交換、清掃などを行ってもらえるため、常に綺麗な環境で過ごすことができます。
ハウスダストアレルギーなどをお持ちの方は、ホテルの方がリスクを軽減できます。
違い7:交流のしやすさ
寮には談話室などの共有スペースがあり、交流を深めやすいです。
同じ屋根の下で生活していることから、いつの間にか仲良くなれるため、一人参加でも友達を作りやすいのがメリットと言えます。
寮の方が新しい関係を構築しやすいため、友達を作りたい方は寮を選ぶのがおすすめです。
一方で、ホテルには談話室などはないため、友達を作りにくいです。
反対に言えば、他の人に気を使わずに生活できるため、一人でリラックスして過ごしたい方にはホテルが向いています。
合宿免許の宿泊施設は、主に「費用」「立地」「設備」の3つの観点から選ぶのがおすすめ!
合宿免許の宿泊施設について、寮とホテルを比較しました。
ホテルと寮の違いを7つ紹介しましたが、どちらにするか迷った場合は、主に「費用」「立地」「設備」の3つの観点から選ぶと、自分に合った宿泊施設を見つけやすくなります。
安く抑えたいのか、高くてもいいから良い設備の環境で生活したいのか、また、教習所からの通学距離はどのくらいなのか、調べて比較しましょう。
自分に合った合宿免許の宿泊所を選んで、合宿免許を快適に過ごしましょう。