合宿免許で、「怖い教官に当たったら嫌だなぁ」と不安に感じる方も多いと思います。
教えてくれる教官によって、合宿免許の楽しさ、苦しさも違ってくるでしょう。
今回は、合宿免許で教官は指名できるのかどうか、また、指名できる場合の選び方のコツについて解説します。
合宿免許で教官は指名できる?
合宿免許では、多くの場合、教官を指名することができません。
学科教習は全員が一緒に受けるということもあり、教官の良し悪しはそれほど関係ありませんが、技能教習は、1対1で車という空間での教習になります。
教官と相性が合わないと、1時間がつらく感じるかもしれません。
最近では、合宿免許で技能教習の教官を指名できる教習所も多くなってきています。
また、最初から担当制をとっているところもあり、相性の合う教官にずっと教えてもらうことができる教習所もあります。
ただし、通学免許のみ指名可能としているところも多く、合宿免許での教官の指名は、あまり期待できないと思っていた方が良いでしょう。
どうしても教官を変えたい場合はどうすればいい?
たとえば、教官にパワハラを受けた、暴言を吐かれた、怒鳴られた、などの理由で、どうしてもその教官には教わりたくない、という場合は、教習所のスタッフに相談しましょう。
明らかに教官に非がある場合はもちろんですが、相談することにより教官を変えてもらうことができます。
教官の教え方によっては、運転自体にトラウマのような恐怖心を抱いてしまう場合もあります。
スタッフに相談しても、教官を変えられない場合は、転校も考えましょう。
合宿免許で教官を指名できる場合に相性のいい教官を選ぶコツ
合宿免許で教官を指名できる場合に、相性のいい教官を選ぶコツは、以下の4つです。
- 求める教官像を理解しておく
- 事前に口コミをチェックする
- 入校式で教官の人柄を確認する
- 教え方が自分にとってわかりやすい人を選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
コツ1:求める教官像を理解しておく
自動車の運転は命の危険が伴います。
ちょっとした不注意で誰でも加害者にも被害者にもなってしまうのが車というものです。
そのため、自動車教習所の指導員は「厳しい指導」が法律的に定められてます。
教習指導員は、教習に関し、道路交通法その他の法令の規定を遵守させ、交通の危険を防止するために必要な指導を行わなければならない。
このように、法律としても、ガイドラインとしても定められているため、厳しい指導をする教官が多いのは事実です。
教官の方も、好きで厳しくしているわけではなく、安全運転で課題をこなせるように、熱心に教えている場合が多いです。
しかし、たとえ厳しい指導が必要であったとしても、怒鳴ったり、嫌味なことを言ったり、生徒が嫌がることをする必要はありません。
たとえば、「暴言を吐かない」「怒鳴らない」「教え方がわかりやすく丁寧」などです。
そして、なるべくそれに合致した人を選ぶと良いでしょう。
コツ2:事前に口コミをチェックする
事前に口コミを丁寧にチェックして、「教官が優しくて親切」「教え方が丁寧でわかりやすい」などと書いてある教習所を選ぶと良いでしょう。
ただし、教官も当たりはずれがあるので、1人の教官だけ評判が悪い場合もあります。
そのため、口コミを全部チェックして、明らかに多くの教官が低評価を受けているなどの記述があれば、その教習所は避けた方が無難です。
コツ3:入校式で教官の人柄を確認する
教官を指名できる教習所でも、指名は一度きりのことが多いです。
そのため、入校式で教官の顔を見て、人柄を確認しておくと良いでしょう。
人は歳をとればとるほど、人柄が顔ににじみ出るものです。
入校式で、ニコニコしている優しそうな教官や、雰囲気が良さそうな教官を選ぶのがおすすめです。
コツ4:教え方が自分にとってわかりやすい人を選ぶ
指名を途中で変えられる場合は、何人か乗ってみて、一番教え方が自分にとってわかりやすい人を選ぶと良いでしょう。
2週間で免許取得しなければならない合宿免許では、顔の良し悪しなどよりも、「わかりやすい」が優先されます。
わかりやすさは人それぞれなので、自分にとってわかりやすい人を選ぶということが重要です。
合宿免許では基本的に教官を指名できない!
合宿免許では、基本的に教官を指名することはできない、というのが大前提です。
したがって、相性の合わない教官に当たった時には、覚悟を決めて我慢するしかないでしょう。
ただし、あまりにも嫌なのに、1対1で車に同乗するのは、耐えられない苦痛だと思います。
そのため、あらかじめ口コミをチェックして、「教官が優しくて親切」という口コミが多い自動車学校を選択するのがベストです。
ただし、これは教官全員に当てはまるかどうかはわかりません。
したがって、一人でも嫌な教官がいる教習所は、口コミの評価が低くなりがちです。
口コミで「嫌な教官がいた」という口コミがあったとしても、それは一部の教官の評判であり、他の教官は良い場合もあります。
教官への不安がどうしてもあるという方は、事前に自動車教習所などに問い合わせをしてみてください。
余程のことがない限り前向きに対処してくれるはずです。