合宿免許のメリットとデメリットまとめ!通学と比べてどうなの?

コラム集~免許取得のヒント~

「早く安く免許が取りたい!」と思う方の多くが、きっと『合宿免許』を選ぼうとしていることでしょう。

合宿免許は「早くて安い」とは言われていますが、実際にメリットやデメリットについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

本記事では合宿免許のメリット・デメリットについて、通学と比べてどっちがいいのか比較しながら解説していきます

合宿免許について詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね!

免許ってどうやって取得するの?

初めての方に向けて、まずは免許の取得方法をご紹介します。

教習所に通わなくても免許取得は目指せますが、難易度が非常に高いこと、95%の方が教習所を利用して免許を取得しているので、ここでは自動車教習所を利用した運転免許取得の流れをご紹介します。

教習所に入学したら、学科教習(座学の授業)と実技教習(実際に車を運転する授業)を受けます。

そして仮免試験を受けて、合格したら実際の道路での教習が始まります。

その後また、指定数の学科教習と実技教習を受けて卒業検定に合格すれば、教習所での授業は完了になります。

免許取得は教習所を卒業した後、住民票のある都道府県で試験を受けなければなりません。

通常、学科試験と実技試験がありますが、自動車教習所の卒業証明書があれば実技試験は免除になります。

教習所に通うのは時間がかかりますが、その後の運転免許試験が楽になるので皆さん教習所に通うのです。

自動車教習所

①学科教習・実技教習

②仮免試験(仮免許証交付)

③学科教習・実技教習

④卒業検定(卒業証明書交付)

運転免許センター

①本試験(適性・学科試験)

②免許取得

そもそも合宿免許ってどんなもの?

合宿免許とは、その名の通り「免許を取得するために合宿」することです。

地元以外の教習所に泊まり込み、2~3週間みっちり勉強して卒業を目指します。

教習所によっては合宿用の宿泊施設があるので、食事も用意してもらえますし、場合によっては近場のホテルに泊まるプランもあります。

合宿期間中は家に戻れませんが、短期間にぎゅっと知識を詰め込むので、仮免試験や卒業検定に受かりやすく、その後の運転免許試験場の試験も突破しやすくなるの通学よりも安く入学できるのが合宿免許の最大の魅力と言えます

合宿免許のメリットは?

主に次の5つのポイントが合宿免許の大きなメリットになります。

  1. 2~3週間で免許が取得できる
  2. 卒業までの費用が220,000円~300,000円程度
  3. 短期集中で教習を受けるので勉強効率が上がる
  4. 旅行気分が味わえる
  5. 新たな出会いがある

メリット1.2~3週間で免許が取得できる

取得する免許によって異なりますが、スムーズに行けば大体2~3週間で教習所を卒業することができます。

合宿免許は、最初からスケジュールをしっかり組み込まれるので、通学のように予約がいっぱいで教習を受けられないということがありません。

通学コースなら2~3ヶ月かかってしまうところ、合宿免許なら2~3週間と大幅に短時間で卒業できるので、卒業後すぐ本試験を受ければ1ヵ月以内で免許取得ができちゃいます。

メリット2.卒業までの費用が20万円~25万円程度

合宿免許は通学と比べて費用が安く済みます。

大体の相場が20~25万円です。教習所やプランによって安くなったり高くなったりしますが、概ねこの程度です。

一方で通学コースは25~30万円が相場で、5~10万円ほど差があります。

しかも合宿免許の費用には毎日の食事代と合宿期間中の宿泊費が含まれるのが一般的です。

2~3週間の宿泊代・食事代込みでこの価格は、通学と比べると相当お得な値段ですね。

メリット3.短期集中で教習を受けるので勉強効率が上がる

合宿免許はあらかじめスケジュールが決まっているので、仮免試験の日程も卒業検定の日程も決まっています。

教習から時間が経てば経つほど知識や運転感覚が無くなっていくため、教習から試験までの時間が短い合宿免許は通学よりも有利です。

しかも、自宅よりも学習機会が増える環境にいるわけですから、自然と勉強時間も増えて効率も良くなります。

メリット4.旅行気分が味わえる

合宿免許は地方の教習所に多く、地元の人は参加不可という条件付きのところも多いです。

ですので、自宅とは離れた場所に合宿しに行かなくていけません。

2~3週間も知らない土地に泊まるのはストレスかもしれませんが、教習所の場所によっては旅行気分で行くことができます。

例えば、海の近くなら海沿いの道が教習コースになっていたり、山間部の教習所なら山道が教習コースになっていたりします。

近くに観光施設があれば、空き時間や休日に遊びに行くことだってできます。

食事付きの宿泊施設なら海の幸・山の幸の料理が食べられるかもしれません。

1人で不安という方も、合宿免許は友達と申し込むこともできるので、何人かで免許ついでに旅行する、という計画もできてしまいます!

メリット5.新たな出会いがある

合宿免許は友達と申し込むこともできますが、もちろん1人で申し込んでも構いません。

「1人で浮かないかな?」「友達が出来なかったらどうしよう…」と思う方も大丈夫!

同じように不安な気持ちの人がいるはずなので、声をかけてみましょう。

きっと自然と友達になれるはずです。

また、教習生は色々な地方から来ているので、違った価値観を持った新しい友達を得られるチャンスでもあります

もしかしたら新しい恋も生まれるかもしれません。

新しい出会いが欲しい人にはピッタリですね!

合宿免許のデメリットは?

一方で、合宿免許のデメリットは次の3つのポイントです。

  1. まとまった休みが必要
  2. 合宿が終わるまで家に帰れない
  3. 試験に落ちたら延泊、追加費用もかかる

デメリット1.まとまった休みが必要

合宿免許は2~3週間で免許を取れることが魅力ですが、この期間は分割することができません。

教習所を卒業するまでのまとまった休みが必要になるので、働いている社会人やバイトで忙しい人にはまったく向いていません。

場合によっては一時帰宅もできますが、その分の交通費もかかりますし、できないところもあるので、予定はしっかり空けておきましょう。

また、万が一、試験に落ちてスケジュール通りに卒業できなかった、というケースもあるので、延長の可能性も考えて合宿免許終了後の予定も余裕を持たせておくことをおすすめします。

デメリット2.自分のペースで進められない

合宿免許は最初に教習や試験のスケジュールを決められてしまいます。

心の準備が出来ていないから、学習不足だから、といった理由で試験を後回しにはできません。

また、寝坊してしまったり体調が悪かったりして教習を受けられない、というのも考慮されていないので、受けられなかった分は延泊になることも考えられます。

自分のペースで進められない、というのは合宿免許大きなデメリットの1つと言えるでしょう。

一方で、「自分のペースで進められない」というのは、裏を返せば、しっかりと短期間集中で勉強や実技練習をできるということであって、実は、合宿免許のメリットでもあります。

デメリット3.試験に落ちたら延泊、追加費用もかかる

スケジュールが決められている合宿免許で、もし試験に落ちてしまったら、もう一度試験を受けなければいけません。

しかも試験は毎日行っているわけではないので、次の試験日まで待たないといけません。

その分、延泊する必要がありますが、延泊分の料金が追加される他、試験や教習の追加費用も発生します。

何度も試験に落ちると合宿より通学の方が安い、なんてことも起こりえます。

安く最短を目指していても、延泊が発生すれば費用は安く済むとは言えません。延泊保証付きのプランを提供している自動車教習所もあるので、もし延泊や追加費用などが不安であれば、そういったプランに申し込むのがおすすめです。

通学と比べると?

ここまで合宿免許のメリット・デメリットをご紹介してきましたが、通学と合宿免許を比べるとどうなのか、という点が気になる方も多いと思います。

価格や、免許取得までの期間などあらゆる点で比較すると次のようになります。

通学との比較1.通学よりも合宿免許の方が安い

通学の相場は25万円~30万円、合宿免許は20~25万円かかります。

5~10万円の差があるので、できるだけ安く済ませたいなら合宿免許がおすすめです。

しかもこの費用には毎日の食費・宿泊費も含まれているので、かなりお得です。

通学との比較2.通学よりも合宿免許の方が早い

通学の平均通学時間は2~3ヶ月、合宿免許は2~3週間です。

合宿免許なら1ヵ月以内に免許を取得することができるので、急いでいる方におすすめです。

しかし、まとまった休みが必要になります。

通学との比較3.合宿免許はスケジュールが決められているので余裕が無い

合宿免許はあらかじめスケジュールが決められているので、試験まで余裕なく毎日教習三昧を過ごさなくてはいけません。

もし仕事やバイトがあるという方や、マイペースに自分のタイミングで教習を受けたい方は通学の方がおすすめです。

通学との比較4.合宿免許は学んだことを忘れやすい

もちろん、すべての人に当てはまることではありませんが、合宿免許は2~3週間詰め込んで学習するので、免許を取ってから車を運転する機会が無いと、教習内容を忘れやすいです。

学生のうちに免許を取っておいて、運転は社会人になってからする、なんて人は、いざというときに運転できない可能性もあるので注意が必要です。

一方で、通学は時間をかけて免許を取得するので、通学中は学んだことをすぐに活かせなくて大変かもしれませんが、卒業後は意外と教習内容を覚えていることが多いです。

通学との比較5.合宿免許はプランによっては追加費用を払わなくていい

合宿免許は試験に落ちた場合や、体調不良などで教習を受けられなかった場合、延泊費用や試験費用を追加で払わなくてはなりません。

しかし、「安心プラン」など延泊費用・追加費用が掛からないプランも用意されています。

万が一に備えてこういったサポートプランを選ぶのも良いでしょう。

通学はこういったプランがほとんどないので、試験に落ちた場合、追加費用が掛かってしまうことを考慮しておきましょう。

まとまった時間が取れるなら合宿免許がおすすめ!

合宿免許のメリット・デメリットと、通学と比べてどうなのかについて詳しく解説してきました。

合宿免許は早く・安く免許を取るには断然おすすめです。

短期間に知識を詰め込むので、試験も突破しやすいです。

しばらく地元を離れて知らない人と共同生活をするのは辛いかもしれませんが、社会人になれば合宿なんて滅多になくなってしまうので、とてもいい経験になるはずです。

まとまった時間が取れるなら、旅行気分で合宿免許に行ってみてはいかがでしょうか?

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