連休中は合宿免許が込み合う印象ですが、GW(ゴールデンウィーク)も教習所は混んでいるのでしょうか。
今回はこんな疑問に答えるべく、GW中の教習所の混雑状況や、免許取得するメリットをご紹介していきます。
合宿免許をいつ行くか悩んでいる方はぜひ参考になさってください。
教習所のGW期間は閑散期
教習所には教習生で込み合う繁忙期と、あまり人がいない閑散期があります。
繁忙期は学生の冬休み・春休みに当たる1~3月と、夏休みに当たる7月~8月です。
逆に4月~6月、10月~11月は人があまりいないので閑散期に当たります。
GWは連休中で混みそうだと思われがちなのですが、もともと閑散期に当てはまっているので、そんなこともないのです。
さらに、GWの使い方にも特徴があります。
それは旅行に使う方が多いということです。
GWになるとニュースで、新幹線や飛行機で旅行に向かう方のインタビューしている様子を見かけるようになります。
社会人の方にとっては貴重な連休となるので、家族や友人と旅行に使う方が多いのです。
よって教習所に来る方は少なく、意外と空いているということです。
特に普通免許の合宿がおすすめ
合宿免許で普通免許を取ろうとすると、最短でも14日かかります。
2023年のGWは4月29日から5月8日の最大10日間です。
GWだけでは普通免許を取ることができないので、その前後の日にちを追加して免許取得を目指さなければなりません。
その期間を休める方は限られてくるため、教習所はかなり空いていることでしょう。
もし5~7日程度休みを追加できるというのであれば、普通免許の合宿免許はおすすめです。
短期間で卒業できる二輪や中型などは混みやすい
合宿免許のなかでも、普通免許以外ではGW中に免許取得できる物もあります。
例えば、普通二輪免許はATなら7日間で、MTでも普通免許を持っていれば8日間で卒業することが可能です。
他にも中型免許や大型免許なども、取得している免許次第でGW中に免許取得することができます。
こうした種類の合宿免許は混みやすいため、早めに申し込むのがおすすめです。
2~3月には申し込みをしておきましょう。
GWに免許取得するメリット
GW中に免許を取得するメリットは以下です。
- 料金が安い
- 運転するのに最適な気候
- 落ち着いた教習生が多い
1つひとつ詳しく解説していきます。
1.料金が安い
5月は教習所の閑散期に当たります。
教習所というのは閑散期・繁忙期があるだけではなく、その期間によって料金が異なってきます。
繁忙期は忙しくなるため料金は高めに設定されており、相場は30万円~40万円です。
逆に閑散期の料金相場は20万円~30万円と、繁忙期の価格と10万円も変わってくるのです。
シンプルに安く申し込むのも良いですが、オススメは宿泊施設をグレードアップすることです。
合宿免許の宿泊施設は、寮に泊まるものもあれば、ホテルに泊まるプランも用意しているところが多いです。
集団生活する寮は、料金が安めですが、慣れない土地で知らない人と共同生活を送るのは、最初のうちは大変になってきます。
ホテル生活なら一人部屋になるので過ごしやすく、生活でのストレスは軽減されます。
予算に余裕があれば、繁忙期よりもお得に泊まれるのでおすすめです。
2.運転するのに最適な気候
GWは春から初夏にかけて季節です。
暖房もクーラーもいらない気候なので過ごしやすい季節となります。
運転という面なら、雪国で合宿免許を行っても、雪の影響を受けることがないので安心して教習を受けることができます。
また、特に二輪免許の人にとっては最高の季節ではないでしょうか。
二輪車は四輪車のようにクーラーや暖房が付いていないので、外気の影響をかなり受けます。
走っていて暑くも寒くもないこの季節は教習にピッタリです。
3.落ち着いた教習生が多い
GW期間中の合宿免許は、暦通りの学生にとっては休日が少なく、参加する方が少ない傾向があります。
逆に、中型免許や大型免許を取得したいという、運転歴がある人が多くやってくるので、比較的大人の方が多い印象です。
教習生の数が少ないこと、いても落ち着きある人が多いことから、落ち着いて教習所ライフを過ごすことが出来ます。
GW中の合宿免許で注意したいこと
価格など色々な面でメリットの多いGWの合宿免許ですが、注意したいこともあります。
具体的には、以下のことに事前に注意して、教習所選びを進めましょう。
- 観光地は路上教習がやりにくい
- 祝日は仮免許が発行できない
- GWは休む教習所もある
それぞれ詳しく解説します。
1.観光地は路上教習がやりにくい
GWは旅行に出かける方が多い傾向があります。
つまり観光地に人が集まっている状態です。
合宿免許のメリットは、観光ついでに教習を受けることですが、観光地は人が多く道も混雑します。
路上教習では混雑した道を走ることになるので、GW中は教習が難しくなることがあります。
また、旅行に来ている方もペーパードライバーであったり、春休みに免許を取りたてだったりすることが多く、事故の可能性も高くなります。
よって、GW期間中に、観光地で合宿免許を行うのは避けた方が良いでしょう。
2.祝日は仮免許が発行できない
教習所では祝日に仮免許を発行することができないので、GW期間中は、祝日を避けて仮免許試験に合格しなくてはなりません。
教習所によっては仮免許試験の曜日が決まっていることがあり、祝日が重なってしまう場合には一時帰宅を命じるところもあるようです。
せっかく連休を利用しても、祝日のせいで教習がストップしてしまっては元も子もありません。
事前に仮免許試験を毎日行っているのか、祝日が始まるまでに教習をそこまで進められるスケジュールになっているのか調べておきましょう。
3.GWは休む教習所もある
そもそも、GW期間中は休みにしてしまう教習所もあるようです。
申し込みたい教習所を見つけていても休みになっていては意味がありません。
その点は、事前に確認しておきましょう。
また、申し込みが早くて損をするということはあまりありません。
予定が決まっているなら2~3月には申し込みをしておくと安心です。
また、その際にGW期間中の対応についても確認しておきましょう。
GWの合宿免許は意外と狙い目!
GWの合宿免許について、メリットと注意すべき点について解説してきました。
普通免許に関しては、GW期間中は混むことが無いので落ち着いた空間で教習を受けることが可能です。
また、料金も繁忙期に比べて安いので、予算を抑えたいという方におすすめです。
浮いたお金で宿泊施設をグレードアップするのも良いでしょう。
GWの10日間で、二輪や中型、大型といった免許も取得可能なので、あきらめずに問い合わせしてみるのも良いと思います。
GWの合宿免許は意外と狙い目なので、スケジュールに余裕があれば申し込みをしてみましょう。