なんとなく怖いイメージがある教習所。できれば、なるべく良いところを選びたいものです。
また、決して安いものではないので価格も気になるところですが、「安かろう悪かろう」も嫌ですよね。
今回は、愛媛県で教習所選びで失敗しないためのポイントを7つご紹介します。
愛媛県ならではの教習所情報もご紹介するので、地元の方や愛媛県で合宿免許を検討している方は是非参考にしてみてください。
愛媛県ってどんな場所?
愛媛県は四国の北西部に位置している東西に細長い県です。
東は香川と徳島、南は高知県に隣接しており、瀬戸内海を挟んで「しまなみ海道」で広島県と結ばれています。
西側は宇和海を挟んで大分県と向かいあっています。
県内は「東予」、「中予」、「南予」の3地域に分けられており、県のほぼ中央に位置する松山市から東京までは飛行機で約80分、大阪までは50分と、比較的短時間で行くことが出来る場所です。
また、松山市内から空港までは車で15分と、全国的にみてもトップクラスのアクセスの良さを誇ります。
気候は比較的温暖で雨が少なく、冬でも平野部での積雪はほとんどないため、1年を通して過ごしやすいエリアです。
一方で、山間部では積雪が多く、ウィンタースポーツも楽しむことができます。
知っておきたい教習に関しての事前情報
教習所選びのポイントを解説する前に、まずは次の3点をしっかりと把握しておきましょう。
- 教習所の公認校と非公認校
- 免許取得までのスケジュール
- 1日の教習上限
【情報1】教習所の公認校と非公認校
教習所には公認校と非公認校の2種類があります。
公認校とは、公安委員会によって公認を受けている「指定自動車教習所」のことです。
免許を取得するためには教習所を卒業して、運転免許センターで筆記試験と技能試験を受ける必要がありますが、公認校では入校した教習所で技能試験を受けることができるため、運転免許センターでは筆記試験のみで済みます。
一方で非公認校とは、公安委員会によって公認を受けていない「指定外自動車教習所」のことです。
運転免許試センターで技能試験と筆記試験の両方を受けなくてはならず、難易度も高くなります。
公認校に通うよりも安く済みますが、一発合格する確率は低く、試験費用がかさむ可能性もあります。
公認校の方が、慣れ親しんだ教習所・教官の元で試験を受けることができるため、合格率も高く、ほとんどの方が公認校を卒業して免許を取得しているので、よほどの自信が無い限り公認校を選んだ方が無難でしょう。
【情報2】免許取得までのスケジュール
免許取得までは以下のようなスケジュールで進んでいきます。
中には独特なスケジュールを組む教習所もあるので、一般的な自動車教習所のスケジュールは最低限把握しておきましょう。
STEP1:自動車教習所
①入校説明会
②適性検査
③先行学科
④第一段階 学科教習・技能教習
⑤第一段階 みきわめ
⑥修了検定
⑦仮免許学科試験
⑧仮免許取得
⑨第二段階 学科教習・技能教習
⑩第二段階 みきわめ
⑪卒業検定
⑫卒業証明書
STEP2:運転免許センター
⑬学科試験
⑭免許証交付
また、教習所のスケジュールには期限が設けられています。
実は、③先行学科から⑪卒業検定までの期限は9か月間、⑩みきわめ終了後から⑪卒業検定を合格するまでの期限は3ヶ月と決まっているのです。
そのため、通学する場合には、あらかじめ期限に収まるようにスケジュールを組んでおかないと間に合わない場合があるのです。
ゆっくりマイペースに進められるのが通学の良い点ですが、期限が付いていることは忘れないようにしましょう。
【情報3】1日の教習上限
スケジュールの期限もありますが、1日あたりの教習数にも上限が設けられています。
第一段階の所内教習は1日最大2時限、2段階の路上教習は1日最大3時限です。
これに従って作られているのが最短コースで、AT14日間~、MT16日間~が主流です。
また、この上限はキャンセル待ちにも適用されるので、上限を超えて教習を受けることはいかなる場合でもできません。
あらかじめ考慮しておきましょう。
教習所選びで失敗しないために、踏まえておきたい7つのポイント
何を基準に「良い教習所」と呼ぶのかは人によってそれぞれ違いますが、教習所選びで最低限、失敗しないためにも踏まえておきたいポイントは次の7つです。
- 教習料金
- 通いやすさ
- 自分に合ったプラン
- 教習の充実度やクオリティ
- パンデミック対策
- 卒業後の事故発生状況
- 口コミの評価
1つひとつ詳しく見ていきましょう。
【ポイント1】教習料金
まず、教習料金はしっかり確認しましょう。
どの教習所を選んでも、通う目的は全国共通なので、比較してなるべく安い場所を選ぶことがおすすめです。
比較する際に注意したいのが、料金表記の税込み・税抜きです。
例えばA校が税抜き価格で280,000円、B校が税込み価格300,000円で表記している場合に、一見A校が安いように見えますが、税を加味するとB校の方が8,000円安いです。
特商法で原則として「税込表示」が義務付けられていますが、中にはまだ税抜き表示のものがあったりします。税込・税抜は必ずチェックしましょう。
また、申し込みサイトによっても料金が変わってくる場合があります。
免許まとめサイトが値引きの補助をしてくれる場合があり、公式サイトよりも安く入校を申し込めるパターンがあるので、色々なサイトを比較すると良いでしょう。
また、割引制度の適用も忘れずに検討しましょう。
安く申し込むポイントをご紹介しましたが、これからご紹介する他のポイントを重視する場合は料金が全てではありません。
なるべく安く済ませたい場合はこのポイントを参考にしてみてください。
【ポイント2】通いやすさ
前述しましたが、教習を受けられる期間は決まっています。
教習所に行くこと自体が億劫になるのは避けたいので、自宅や学校、職場などから通いやすい場所にすることをおすすめします。
通いやすいとは、単に近いというのも良いですが、送迎バスのルートが近いということも重視してみると選択肢の幅が広ります。
また、ルートが決まっている送迎バスの他に、自宅や好きな場所に直接迎えに来てくれる制度もあります。
夜暗い中歩くのは危ないので、防犯面からも女性には特におすすめです。
【ポイント3】自分に合ったプラン
教習所によっては、色々なケースに合わせてたくさんのプランが用意されています。
例えばベーシックなものから、通学の短期集中プラン、予約優先プラン、合宿プランなど、様々なものがあるので、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。
学校やバイトと両立したい場合には通学コース、その中でもスムーズに卒業を目指すなら予約優先プラン、長期休暇を利用するなら短期集中プランや合宿プランがおすすめです。
【ポイント4】教習の充実度やクオリティ
免許を取るうえで一番大事なのは、充実した教習を受けられるかどうかです。
ホームページや資料をよく読み、どんな教習を受けられるのか確認しておきましょう。
例えば、はしはま自動車教習所は愛媛県内で唯一の「悪条件下体験ドーム」を備えている教習所で、雨天や霧など悪条件下での実践的運転教習ができます。
また高速教習を実車で行うのか、シミュレーターで行うかも確認したいポイントです。
最近のシミュレーターは本格的なので問題はないのですが、高速を降りた後のスピード感の違いなど、実車でないと体験できないこともあります。
このように、教習所によって受けられる教習の内容が変わってきたりすることがあるので、事前にしっかりチェックしておくことが重要です。
【ポイント5】パンデミック対策
感染症が広がっている今、パンデミック対策が行われているかは重要なポイントです。
検温や消毒は当たり前ですが、大勢が集まる状況を避けているとなお良いでしょう。
例えば、くま高原ドライビングスクールは学科教習をオンラインにすることで3密を避けています。
こうした最先端の技術を駆使している教習所は安心感も違います。
【ポイント6】卒業後の事故発生状況
しっかり教習が行われているのかについては、卒業後の事故発生状況も確認しておくと安心です。
例えば、くま高原ドライビングスクールでは卒業生初心運転者死亡事故が20年以上ゼロ件という実績を誇っています。
また、他の教習所での事故数はこちらのサイト(愛媛県警察『普通免許事故人員』)から確認できます。
【ポイント7】口コミの評価
最後に、口コミの評価はチェックしておきましょう。
教官や校舎の実際の状況は通った人にしかわからない情報です。
実際に通ったことがある人に聞けるのが一番いいですが、周りにいなければネットの口コミを見てみましょう。
鵜呑みにするのは良くありませんが、参考にすることは良いことです。
ポイントを抑えて自分にピッタリの教習所を選ぼう!
教習所選びで知っておきたい事前情報と、踏まえておきたい7つのポイントをご紹介しました。
自分に合った教習所は人によって異なります。
今回ご紹介したポイントを抑えて、自分に合った教習所を選びましょう!