「合宿免許に行きたい!」と思った方がプランを見て悩むのが、宿泊施設についてではないでしょうか。
「合宿寮とマンション・アパートは何が違うの?」「ホテルプランって何?」といった疑問がある方に向けて、今回は、合宿免許の宿泊施設についてご紹介します。
部屋タイプについても記載していくので、合宿免許先の選び方の参考にしてみてください。
宿泊施設の種類
合宿免許の宿泊施設の種類は、大きくわけて次の5つです。
- 学校寮
- マンション・アパート
- ホテル
- ペンション
- 旅館・民宿
学校寮
学校寮は自動車教習所が運営している宿泊施設です。
今回ご紹介する5つの中で最も安く宿泊できる施設になっています。
自動車教習所の敷地内にある場合や、すぐそばに建っていることが多いので、空き時間は寮に戻って過ごせる、というのが魅力です。
一通りの調理器具が揃っているため、自炊プランの方もストレスなく料理をすることができるでしょう。
ホテルと違ってアメニティなどは無いので、歯ブラシやバスタオルなどは自分で持ってくる必要があります。
男性と女性は寮内では別フロアになっていたり、建物自体が別々になっていたりするので安心です。
管理人が常駐していたり、監視カメラが用意されていたりと、セキュリティ面も心配ありません。
マンション・アパート
自動車教習所が契約しているマンションやアパートで過ごすタイプです。
1人暮らし用のマンション・アパートなので、シングルでの利用がほとんどです。
学校寮と同様に、自炊プランの対象となるので調理器具は一通り揃っています。
各部屋にバス・トイレがあるので、プライベートな空間を維持したい方におすすめです。
洗濯機・家具もついているので2週間の一人暮らしで困ることはありません。
学生寮と同様に、アメニティは用意されていないので、歯ブラシ・バスタオルなどは自分で用意する必要があります。
教習所からは徒歩圏内にある場合や、自転車をレンタルする、送迎バスで送ってもらうなどの通い方があります。
事前に教習所からどれくらい離れているのか、通学手段は何になるのか調べておきましょう。
ホテル
自動車教習所と提携しているホテルに宿泊するプランです。
シングルでの使用が多く、ビジネスホテルが用意されていることがほとんどですが、プランによってはグレードアップしてシティホテルに泊まることも可能です。
歯ブラシ・バスタオルといったアメニティが用意されているので、荷物を少なくすることができるのがメリットです。
また、シーツの交換などを定期的に行ってもらえるため、清潔感のある部屋で過ごすことができます。
食事付きのプランではホテルの食事をとることができるので、3食困らないことも魅力のひとつ。
ホテルの立地は様々で、徒歩圏内で行けることもあれば、送迎バスを利用して通学することもあります。
ペンション
ペンションは、リゾート地の教習所に行くと用意されているケースがある宿泊施設です。
ホテルよりも部屋数が少なく、アットホームな雰囲気の宿泊施設で、自然に囲まれて過ごすことができます。
オーナーが常駐しているため、セキュリティ面も安心です。
また、食事は旬の食材を使った料理を食べることができます。
ホテルよりリゾート感を感じることができるので、旅行気分を味わうには一番おすすめです。
教習所から離れていることがほとんどで、送迎バスで通学することが多くなっています。
旅館・民宿
旅館・民宿は和室がほとんどです。
入浴や食事などの時間は他の人と一緒になる機会が多いので、友達と一緒に行くのがおすすめです。
もちろん、新しく友達を作れる環境が整っているので、一人でも安心して宿泊できます。
中には温泉付きの旅館・民宿と提携している教習所もあるので、一日の疲れを癒したい方は温泉付きの旅館・民宿を選ぶのがおすすめです。
教習所からは離れていることが多いので、送迎バスを利用することが多くなっています。
部屋タイプの種類
合宿免許の部屋タイプは次の6つです。
- シングル
- ツイン
- トリプル
- フォーユース
- 貸切
- 相部屋
シングル
シングルは1人部屋になります。
プライベートな空間で過ごせて、就寝時間は起床時間も自分で決められるので、ストレスフリーな環境で過ごすことができます。
一方、ツインや相部屋と比べて数が少ないため、繁忙期にはすぐに埋まってしまいます。
早く申し込むか、閑散期に申し込むなどして確保しましょう。
ツイン
ツインは2人部屋になります。
仲の良い友達と一緒に参加するのがおすすめのプランです。
合宿免許は2週間、家族の元を離れて過ごすので、何かとホームシックになりがちです。
そんなときに仲の良い友達がいれば心強いだけではなく、勉強にも身が入ります。
基本的に同性と相部屋になりますが、カップルプランを用意している教習所もあります。
トリプル
トリプルは3人で泊まれる部屋タイプです。
トリプルを扱っている教習所はあまり多くありませんが、もともとベッドが3つある部屋か、ツインにエキストラベッドを追加してトリプルにする場合があります。
取り扱いが少ないため、申し込みは早めにしましょう。
フォーユース
フォーユースは4人で宿泊できる部屋タイプです。
仲の良い友達4人で参加すれば楽しいだけではなく、シングルやツインよりも1人当たりの料金が安くなります。
部屋タイプはベッドまたは和室となります。
フォーユースはあまり取り扱いがないので、申し込みは早めにしましょう。
貸切
貸切は大人数の友達や知り合い同士で部屋を貸し切って宿泊するプランです。
例えば、サークルのみんなで貸し切って宿泊したい場合は貸切タイプがおすすめです。
定員数は最大4人、8人、12人などと決まっているので、定員数で部屋を貸し切りにします。
安く免許を取りたくて、友達も多いという方におすすめのプランです。
相部屋
相部屋は、1つの部屋を2人以上の人で利用するプランです。
友達と参加するのもよいですが、知らない人と参加することもできます。
相部屋は4人、8人、12人など、定員数が多いのが特徴です。
プライバシーが気になるところですが、壁やカーテンで仕切りを作るなど工夫されていることが多い傾向にあります。
料金はシングルなどと比べると安いのが特徴です。
宿泊施設の選び方のポイントは?
宿泊施設の選び方のポイントは、大きく分けて2つあります。
- ポイント1:宿泊施設は自分が最も重視する点で選ぶ
- ポイント2:部屋タイプは合宿期間をどう過ごしたいかで決める
どちらも、2週間を過ごす上で何を大切にしたいかについて考えると良いです。
具体的に説明していきます。
ポイント1:宿泊施設は自分が最も重視する点で選ぶ
1つめのポイントは、宿泊施設を、自分が最も重視する点で選ぶということです。
例えば、「設備が整っている」「セキュリティがしっかりしている」「費用を安くしたい」「アメニティが充実している」といった希望をすべて叶えられる宿泊施設は稀です。
そのため、自分が何を最も重視しているのかという点を再度見直して宿泊施設を選びましょう。
設備が整っている
今回紹介した中で一番設備が整っているのは、ホテル、ペンション、旅館・民宿です。
教習中に掃除をしてくれたり、食事が用意されたりするので、設備はしっかり整っています。
不便な思いをしたくないという場合はこういった場所に泊まると良いでしょう。
セキュリティがしっかりしている
セキュリティ面でしっかりしているのはマンション・アパートになります。
外出中に誰も部屋に入ってこないこと、一人部屋なので安心できること、などが理由に挙げられます。
学校寮、ホテルやペンションなども、シングルルームならセキュリティ面は安心できるでしょう。
費用が安い
費用面では学校寮に軍配が上がります。
自動車教習所直営ということだけあって、料金を抑えることが可能です。
もしくは、自炊プランのマンション・アパートタイプでも費用を下げることができます。
アメニティが充実している
アメニティの充実を重視するなら、ホテル、ペンション、旅館・民宿です。
歯ブラシやバスタオルを持っていく必要がないため、荷物を減らすことができます。
また、タオルの交換をしてもらえるので、衛生面も安心できます。
ポイント2:部屋タイプは合宿期間をどう過ごしたいかで決める
合宿免許中にどう過ごしたいかによって相性が良い部屋タイプが異なります。
「1人で静かに過ごしたい」「友達と楽しく過ごしたい」など、自分のニーズに合わせて部屋タイプを選びましょう。
一人の時間を大切にしたい
一人の時間を大切にしたいならシングルルームがおすすめです。
静かに一人で時間を過ごすことができるので、誰にも邪魔されず自分の時間を過ごすことが可能です。
一方で、ホームシックになりやすいので、何か気を紛らわせるものを持っていくと良いでしょう。
友達と2人で参加したい
友達と2人で参加したい場合はツインルームがおすすめです。
友達と2週間を過ごすというのはかけがえない時間になる事でしょう。
落ち込むことがあっても友達と一緒なら乗り越えることがでするはずです。
グループでわいわい楽しく過ごしたい
グループでわいわい楽しく過ごしたいなら貸切プランがぴったりです。
大人数でも貸切プランなら費用を抑えつつみんなで過ごすことができます。
グループでわいわい過ごしたいのであれば、貸切プランがおすすめです。
費用を抑えたい
費用をなるべく抑えたいのであれば相部屋がおすすめです。
知らない人と過ごさなければならないため、少しストレスがかかってしまうかもしれませんが、新しい人脈を広げることができるのは相部屋の魅力です。
宿泊施設は何を重視するかで決めよう!
合宿免許の宿泊施設と部屋タイプについてご紹介してきました。
宿泊施設を決めるうえで大切なのは、自分が「何を重視するか」です。
重視することは皆バラバラなので、人それぞれの考え方があります。
その中で何を大切にしたいのか、合宿免許選びに活用してください。