安いと言われる合宿免許ですが、実はもっとお得に申し込める時期があるのをご存じでしょうか。
今回は合宿免許の費用を抑えるために知っておきたい時期と、安くする方法をご紹介します。
合宿免許に行きたいけど料金が高くて困っている方、いつ行けばいいのかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。
合宿免許が安い理由
合宿免許は通学に比べて価格が安いのが特徴です。
合宿免許の相場価格は20~35万円、通学は25~40万ほどです。
実際に合宿免許の方が安いのですが、どうして料金が抑えられているのでしょうか。
理由は3つあります。
- スケジュールが効率的
- 土地代・人件費が安い
- 価格競争になりやすい
1.スケジュールが効率的
通学では自分の都合の良い日に教習を受けるので、教習が混雑する時間が発生したり、キャンセルが発生したり、全体の教習の効率が悪くなってしまうことがあります。
一方で、合宿免許は教習所があらかじめ効率的なスケジュールを組み、その通りに進めていくため、スムーズに教習が進みます。
結果的に、事務や教官の1人に対する時間的コストが減るので、料金を抑えることができます。
2.土地代・人件費が安い
合宿を行う教習所は地方に多い傾向があります。
そのため、都市部に比べて土地代や人件費が安く済むので、教習料金も抑えることが可能です。
3.価格競争になりやすい
一般的に、通学コースの教習所は周辺住民をターゲットに集客します。
顧客としては家や学校、職場の近くから探すため、候補となる教習所は数件のみです。
数件の中から選ばれればいいため、価格競争はあまり激しくなりません。
一方で、合宿免許の教習所は全国から教習生を集めます。
全国の教習所と競合して教習生を集める必要があるので、激しい価格競争になり、料金も安く抑えられているのです。
合宿免許が安くなる時期は4~6月、10~11月
安いと言われる合宿免許の中でも、さらに安くなる時期があります。
それは閑散期と呼ばれる時期で、教習生が少なくなる時期です。
具体的には4~6月、10月~11月に当たり、料金相場は20~25万円になります。
逆に繁忙期である1~3月、7~9月、12月は教習生が多く、忙しくなるために料金相場が25~35万円と高くなります。
繁忙期と閑散期では10万円も差が出てくるので、ぜひ閑散期に入校したいものです。
なぜ繁忙期に教習生が増えるのかというと、学生の長期休暇に当てはまるからです。
合宿免許は最短で14日で免許を取得することが出来ます。
多くの方が14日間も自由になる期間は長期休暇しかありません。
もし安く合宿免許に申し込みたいなら、皆の休みと被らないように閑散期に申し込むことをおすすめします。
時期以外で安く申し込むには
合宿免許に安く申し込むには、時期を選ぶ他にも方法があります。
可能な限り費用を抑えたい場合には以下の方法を試してみてください。
- 相部屋プランを選ぶ
- 自炊プランを選ぶ
- 2~3か月前に申し込む
- 各キャンペーンを利用する(ネット割グループ割学生割)
- AT免許を選ぶ
- スケジュール通りに通う
1.相部屋プランを選ぶ
合宿免許には宿泊プランを選べる場合があります。
例えば、寮であったりホテルであったりしますが、ホテルは1人部屋が確保されている分高くつくのでやめておきましょう。
できれば寮の、相部屋プランを選ぶと安く抑えることができます。
他人と2週間近く共同生活を行う必要はありますが、友達と一緒に合宿に応募すれば他人と相部屋になる事を避けられます。
もし一人で参加する場合でも、相部屋の人と友達になれる可能性もあります。
合宿免許には様々な都道府県から教習生がやってくるので、自分が住んでいる場所から遠く離れた都道府県の友達を作れるなんてこともあるかもしれません。
2.自炊プランを選ぶ
合宿生活では家事を自分で行う必要がありますが、その中でも食事は寮で用意してもらえるプランと、自炊するプランがあります。
手間がかからない分、自炊プランの方が安くなります。
日頃から食事作りに慣れている方は、自炊プランで費用を抑えることができます。
教習所を選ぶ際は、スーパーやコンビニが宿泊施設の近くにあるのか事前にチェックしておきましょう。
逆に、自炊に慣れていない方が自炊プランを選んだ場合、コンビニやスーパーのお弁当を活用すれば食べていくことが出来ますが、食費が高くついてしまう分、トータルで食事付きプランの方が安くなってしまった、なんてことがあるかもしれません。
自炊に慣れていない方は無理せず食事付きプランを選んだ方が、長い目で見た時に費用を抑えることが可能です。
3.2~3か月前に申し込む
合宿免許には早割が使えます。
2~3か月前に入校申込をすることで5,000~10,000円ほど安くなる場合があります。
また、行きたい教習所が人気校であった場合、申し込みが遅くなると定員に達してしまって別の教習所を探さないといけないことにも繋がります。
行きたい教習所が見つかり、スケジュールが決まったら、2~3か月前には入校申込をしてしまいましょう。
4.各キャンペーンを利用する
教習所では様々なキャンペーンを実施しています。
例えば、インターネットから入校申込をするとお得になるネット割、3人以上で一緒に申し込むと安くなるグループ割、学生だと安くなる学割、などがあります。
特に学生は、社会人に比べて長い休みを取りやすいため合宿免許に向いています。
学割もきくので、学生のうちに免許を取ってしまうことがおすすめです。
5.AT免許を選ぶ
普通免許にはAT(オートマ)とMT(マニュアル)の2種類の免許があります。
AT車はアクセルを踏むと自動的にギアチェンジを行ってくれますが、MT車は自分で行わなくてはなりません。
MT車の方が運転が面倒なのですが、乗れる車の種類が広がったり、運転している実感が強かったりするので車好きの方が良く取っています。
普通免許にこだわりが無い、将来AT車しか乗る予定が無いという方は、AT車の方が安いので、AT車に申し込みましょう。
また、卒業までの日数も、AT車は14日、MT車は16日かかるので、なるべく早く卒業したい方もAT車を選ぶと良いでしょう。
6.スケジュール通りに通う
合宿免許は教習のスケジュールがあらかじめ決められています。
例えば、技能教習を延長してしまった場合や、風邪をひいて教習に出られなくなった場合、スケジュール通りに進めなくなるので、滞在日数が延びてしまって追加料金を支払う必要が出てきます。
少しでも安くしたいなら、教習に集中して延長しないよう注意しましょう。
また、延長してしまった場合に延長料金や宿泊費がかからないプランがあるので、心配な方はそういったプランに申し込みましょう。
合宿免許は閑散期に申し込めばお得!
合宿免許はいつ安くなるのか、費用を抑えるためにはどうしたらいいのかご紹介してきました。
大きく値段を下げるには、閑散期に申し込むのが一番効果的です。
10万円近くも料金が変わってくるので、お得に申し込みたい方は4~6月、10月~11月を狙うと良いでしょう。
また、各キャンペーンを利用すればもっとお得に申し込めます。
色々な教習所を比較して、費用を抑えつつ、自分に合った学校を選びましょう!