仮免試験でまさかの不合格…珍しい試験落ち理由に関するエピソード集

コラム集~免許取得のヒント~

仮免試験といえば、運転免許への第一関門です。

基本的な運転技術と交通ルールをしっかり守れば、比較的合格しやすいとされていることもあり、不合格になるとショックもひとしお。

さらに、珍しい理由で不合格となれば、ショックと同時に驚きを感じる方もいるでしょう。

この記事では、仮免許試験に落ちた理由が珍しいエピソードを集めてみました。

仮免許試験に落ちた方、これから仮免許試験を受ける方は参考にしてください。

ここでは、仮免許試験に落ちた珍しいエピソードを9つ紹介していきます。

エピソード1:普通の左折で脱輪して不合格

「練習中は左折で脱輪したことは一度もなかったのに、試験の時に限って普通の左折で脱輪し、そのまま数メートル進んでしまった」という理由で、開始後5分で不合格となった方がいます。

左折でも、S字やクランクでも、脱輪した時にそのまま進んでしまうとその場で検定中止です。

脱輪したと思ったら、すぐに停止してバックすれば、減点で済みます。

試験の時は思いがけないことが起こるものですが、そういう時でも冷静に対処しましょう。

エピソード2:発着点に30m届かず不合格

数々のミスはあったものの、ギリギリ70点で試験が終わろうとしたその時、安心したのか、発着点の30メートル手前で止まってしまい、不合格になってしまった方がいます。

停止線を超えても減点ですが、あまりに遠すぎてもやはり減点ということになります。

エピソード3:緊張して発進前の操作を忘れ、1mも走らず不合格

仮免許試験では、発進前にしなければならない動作がたくさんあります。

具体的には、乗車前の安全確認、シートとミラーの位置を合わせること、シートベルトを締めること、エンジンをかけたらブレーキを踏んでサイドブレーキを外すことです。

あまりに緊張し過ぎていたのか、これらのことをすべて忘れ、そのまま発進しようとして、その場で不合格になってしまった方がいます。

乗車前の安全確認、シート合わせ(正しい乗車姿勢)、ミラー合わせはそれぞれ5点、シートベルトは10点減点です。

また、サイドブレーキを外さなければ発進できません。

試験に臨む際には、乗車前の安全確認からイメージトレーニングをしておくと良いでしょう。

最初に運転する順番になっても、緊張し過ぎないことが大切です。

エピソード4:青信号で速度が足りず不合格

青信号では、法定速度で通り過ぎなければなりません。

しかし、「信号がある!」と思っただけで、無意識にブレーキをかけて減速してしまい、速度が足りずに不合格になってしまった方がいます。

速度超過はもちろん大きな減点になりますが、速度が著しく足ず、交通を妨げてしまっても運転減点対象になります。

「国道などで信号の度に減速する車がいたら…」と想像してみてください。

仮免許試験は、路上に出るための運転技術の確認です。

このまま路上に出すと危ない、と判断されると、不合格になるので注意しましょう。

エピソード5:赤信号で急停止してしまい不合格

信号がある場合は、「急に黄色や赤になるかもしれない」と心づもりしておくことが大切です。

歩行者信号がある場合は、青が点滅していないか確認すると良いでしょう。

赤になった途端に急停止し事故のおそれがあると判断されれば不合格となってしまいます。

信号でなくても、急ブレーキ、急ハンドル、急発進など「急」のつく操作は、事故につながる危険性が高いため、大きく減点されますので、注意しましょう。

エピソード6:カーブで減速が足りず不合格

路上でのカーブは、カーブに差し掛かる前にブレーキを踏んで減速し、カーブを曲がり切らないうちにアクセルを踏んで加速するのが原則です。

カーブに差し掛かる前に減速しておかないと、スピードがあるままカーブに突っ込んでしまい、曲がり切れなくてぶつかる危険性があります。

ところが、場内ではまだスピードが出ていないため、カーブに入ってからブレーキを踏んで減速すればいいと思っている方もいるようで、当然不合格になります。

カーブでは、急ブレーキにならないように、余裕を持って手前で減速しましょう。

エピソード7:つい片手運転してしまい不合格

仮免許試験では、「正しい運転姿勢」は厳しく見られます。

安全運転が最優先なので、片手運転などもってのほかです。

安全運転義務違反になるような運転姿勢は、大きな減点になります。

緊張し過ぎるのも問題ですが、リラックスし過ぎるのもやはり問題です。

エピソード8:緊張してハンドルに近づき過ぎてしまい不合格

緊張し過ぎて、ハンドルを胸の前でギュッと握って、ずっと運転してしまい、不合格になった人がいます。

これも「正しい運転姿勢」の問題で、ハンドルに身体を近づけすぎると、ハンドル操作に支障が出て危険です。

視点が変わってしまうので、S字やクランクのクリアも難しいでしょう。

ハンドルは、肘が少し曲がる程度にゆったりと持つようにしましょう。

エピソード9:最後にサイドブレーキをかけるのを忘れて不合格

数々のミスがありつつ、ギリギリで最終地点まで来たものの、「やっと着いた…」と思って安心して、最後にサイドブレーキをかけるのを忘れ、不合格になってしまった方がいます。

仮免許試験では、乗車前から降車まですべての工程が採点されます。

最初から最後まで気を抜かないように注意しましょう。

仮免許試験の「まさかこんな理由で…」というエピソードを9つ紹介しました。

仮免許試験で緊張するのは当然ですが、緊張し過ぎて、練習の成果が出せないのでは、元も子もありません。

また、緊張し過ぎると、最後の最後で気が抜けてしまい、ダメ押しの減点で不合格になる場合もあります。

仮免許試験で行うことは、必ず練習で行ったことなので、落ち着いていつも通りやれば合格できます。

仮免許試験では、細かいミスもいちいち厳しく採点されますが、30点以内であれば減点されても合格できるため、多少ミスしてもそこで落ち込まずに、最後まで気を抜かず運転することも大切です。

事前に、採点方法や減点対象となるポイントを押さえておくのも良いでしょう。

不合格になったらその理由をしっかり分析し、対策を立てた上で再試験に臨みましょう。

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