運転初心者がガチで怖いと思う瞬間TOP10

コラム集~免許取得のヒント~

免許取りたての方や、ペーパードライバーを抜け出してすぐの方など、あまり公道を走った経験のない方は、「怖い!」と思う瞬間がたくさんあるのではないでしょうか。

しかし、上手な対処法を知っていれば、怖いと感じる場面でも冷静に対応することが可能です。

この記事では、運転初心者がガチで怖いと思う瞬間TOP10を挙げ、怖いと思う場面ではどう運転すればいいのかを詳しく解説していきます。

運転初心者がガチで怖いと思うのは、以下のような瞬間です。

  • 高速道路の合流・車線変更の瞬間
  • 直進車線を走っていたつもりが、交差点直前で右折車線だったと気づいた瞬間
  • 右折信号のない大きな交差点で右折する瞬間
  • 狭い対面通行の道でのすれ違いの瞬間
  • 歩行者や自転車が飛び出してきた瞬間
  • 夜間に狭い道を走る瞬間
  • 後続車に煽られた瞬間
  • ロードサイドの駐車場から出ようとする瞬間
  • 混んでいる駐車場でのバック駐車の瞬間
  • 雨の夜に車線やセンターラインが見えなくなる瞬間

それぞれ詳しくみていきましょう。

1:高速道路の合流・車線変更の瞬間

高速道路は、速度が速い分、ただ走っているだけでも怖いものです。

それが、さらに合流や車線変更となると、タイミングがわからなくて、怖いと感じてしまうことがあります。

首都高速などの混んでいる道路での合流は、ファスナー方式が主流です。

つまり、支流から1台入ったら本線から1台行き、また支流から1台入る、という具合です。

これを覚えておくと、タイミングに困りません。

車線変更は、追い越し車線に入る時には、ある程度加速してから入りましょう。

逆に、走行車線に戻る時には、前の車に合わせて減速します。

渋滞中の車線変更はできる限りやめたいものですが、どうしても必要な時は、早めにウィンカーを出して、入れてくれたらハザードを2回たいてお礼を示しましょう。 

2:直進車線を走っていたつもりが、交差点直前で右折車線だったと気づいた瞬間

車線表示は、道路に示されている場合が多いです。

前ばかり見ていると、この表示を見落としてしまい、知らぬ間に右折車線にいることがあります。

交差点直前になって右折車線であることに気づくと、「直進しなければいけないのに」と焦ってしまい、冷静に判断できずに怖くなってしまうことも。

交差点直前で車線が違うことに気づいたら、できるだけ早くウィンカーを出して直進できる車線に入れてもらうか、遠回りでもその交差点は諦めて右折し、早めに左折して本線に戻りましょう。

直進する車線に入れてもらった場合は、ハザードを3回たいて、感謝と謝罪の意を表しましょう。

3:右折信号のない大きな交差点で右折する瞬間

右折信号のない大きな交差点では、青信号の間に直進車が途切れたタイミングを見て、右折しなければなりません。

自分の車に後続車がいる場合は、「早く右折しなければ」と焦る反面、直進車との距離とスピードの感覚が測れず、どのタイミングで右折すれば良いのかわからなくて、怖いと思ってしまいます。

また、車が途切れたと思って右折しようとしたら、直進車が猛スピードで突っ込んでくるなど、ヒヤリとすることも多いです。

右折信号のない交差点で右折する場合は、直進車との距離を測り、「行ける」と思った瞬間にアクセルをグッと踏み込んでハンドルを切り、素早く右折しましょう。

4:狭い対面通行の道でのすれ違いの瞬間

車がギリギリすれ違える、あるいはどちらかがよけないとすれ違えないような狭い対面通行の道で、対向車が来ると、「どうしよう」「ぶつからないかな」と怖くなるものです。

特に、狭い対面通行の山道で、カーブを曲がったら対向車がいた瞬間などは、ドキッとします。

ギリギリすれ違える場合は、早めにスピードを落として、左のサイドミラーをよく見ながら道路の左側ギリギリまで幅寄せして停止しましょう。

それでもぶつかりそうだったら、停止してから一時的にミラーを閉じるのも有効です。

どちらかがよけないといけない場合は、よける場所が近くにある方がその場所に寄ります。

相手側の近くにある場合は、停止して相手がよけるのを待ちます。

対向車との距離が近くて、もうよける場所がない場合は、道幅が広い場所までバックしましょう。

バックしてよける場合には、縦列駐車のテクニックが使えます。

5:歩行者や自転車が飛び出してきた瞬間

路駐のトラックの陰から歩行者や自転車が飛び出してきたり、見通しの悪い交差点で歩行者や自転車の飛び出しがあると、びっくりして心臓がドキドキするほど怖いものです。

驚くと急ブレーキを踏みがちですが、そもそも路駐の車がある場合や、見通しの悪い市街地の交差点などでは歩行者や自転車が飛び出してくるものと思って初めから注意し、止まれる速度で徐行運転することが重要です。

市街地の横断歩道のない交差点では、「止まれ」の標識がなくても最徐行が必要になります。

初めから危険を予測していれば、驚くことなく、冷静に対処できます。

6:夜間に狭い道を走る瞬間

夜間に狭い住宅街を走っていると、ふいにすぐそばに真っ黒な服を着た歩行者がいることに気づいて、ヒヤリとする瞬間が多々あります。

夜間は、対向車が来ない限りハイビームにして走行するのが基本です。

ハイビームにすると、遠くまで光が当たるので、歩行者にも早めに気づくことができます。

住宅街でハイビームにすると迷惑かもしれないと思っても、歩行者と接触するよりは良いと思って、対向車がない限り、ハイビームで走りましょう。

もちろん、昼間よりスピードを落として走るのが鉄則です。

7:後続車に煽られた瞬間

初心者マークをつけていて煽られることはあまりありませんが、時々初心者を狙って煽る人もいます。

後ろからパッシングされたり、極端に接近されたり、後ろで蛇行運転されたりすると、怖さと焦りとプレッシャーで、冷静さを失いがちです。

1車線で譲る場所がない場合は、無視して法定速度で走るしかないですが、もし路肩に駐車できるスペースを見つけたら、早めにハザードを出してスペースに入り、道を譲った方が賢明です。

道路が広く、車が2台通れるようであれば、ハザードを出して左側に寄せて止まり、先に行かせましょう。

また、初心者は特に、ドライブレコーダーをつけておくと安心です。

8:ロードサイドの駐車場から出ようとする瞬間

ロードサイドのコンビニや店の駐車場から出ようとする時は、後続車が途切れたタイミングで、素早く出ていく必要があります。

しかし、道が混んでいて、車が途切れないと、いつまでたっても出られず、どのタイミングで出れば良いかがわからなくて怖いという方が多いです。

道が混んでいて車が途切れない場合は、直前の信号が赤になるか、後続車が止まってくれるのを待ちます。

後続車が止まってくれた時は、目礼や手を挙げてお礼を示し、素早く出ましょう。

道路に出て落ち着いたら、ハザードを2回たいてお礼を示すのも忘れないようにしましょう。

9:混んでいる駐車場でのバック駐車の瞬間

買い物時のスーパーやレジャー施設など、混んでいる駐車場では、車と車の間に止めなければならないため、「ぶつけてしまうのでは」という恐怖から、過度に緊張したり、ハンドル操作が混乱したりしやすいでしょう。

しかし、たいていの車は駐車場の白線内に止めているので、教習所で習った通り、白線を目安にしてミラーをよく見ながら駐車すれば大丈夫です。

今はバックモニターがついている車も多いですが、バックモニターだけに頼ると、サイドがぶつかる可能性があるため、サイドミラーのチェックと目視も忘れないようにしましょう。

10:雨の夜に車線やセンターラインが見えなくなる瞬間

雨の夜に、街灯があまりない道路を通る時や、車道に水溜まりができている場合などは、サイドのラインやセンターラインが見えづらくなり、恐怖を覚えます。

気づいたらセンターラインを超えて逆走していた、右左折時に車線を間違えて逆走してしまった、なども有り得ない話ではありません。

雨の夜は、一番死亡事故の多い時です。

対向車や前後を走る車がいない場合は、ハイビームにして、法定速度以下でも自分が安心できる速度で走りましょう。

運転初心者がガチで怖いと思う瞬間を10例挙げて解説してきました。

初心者は運転に慣れておらず経験が少ないこともあり、咄嗟の判断に迷ってしまうことが多くあります。

判断に迷った時に正しい判断ができるよう、経験を積み重ねていくことが重要です。

たとえば、何度も同じ道を走ることで道路状況に慣れたり、教習で学んだことを実践することで、少しずつ自信がついていきます。

「怖いと思う瞬間は誰にでもある」「自分だけが怖いんじゃない」と思って、恐怖心を克服し、上手くいかなくてもその反省を活かして安全運転しましょう。

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