車で行ってみて!四国の絶景が見えるドライブコース6選

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四国には、本州にない独特の地形や文化があり、自然も豊かで、ドライブにはもってこいのエリアです。

この記事では、いくつかの観光スポットを組み合わせて、ドライブコースを6つご紹介していきます。

徳島県鳴門市から淡路島につながる大鳴門橋は、渦潮で有名な鳴門海峡を通るルートとして知られています。

世界三大潮流にも数えられる直径30mにもなる大きな渦潮は、干潮時と満潮時の1日2回。

時間は、事前に公式サイトなどでチェックしておきましょう。

大鳴門橋の車道下に整備された海上遊歩道は、450m進んだ先に展望室があり、ガラス張りの床越しに真上から渦潮を覗き込むことができます。

また、観光船に乗って、渦潮のすぐ近くまで寄って見ることも可能です。

鳴門から車で約1.5時間、だんだん深遠な山道に入っていくと、祖谷(いや)渓谷があります。

祖谷渓谷は、日本三奇橋に数えられる「かずら橋」が有名です。

平安時代に平家が敵から逃れるために作られたと言われていますが、もちろん手入れはされていますので、安心して渡って問題ありません。

ゆらゆら揺れる吊橋の足元からは流れる川が覗き見られ、スリル満点。

秘境感も満載で、ちょっとした冒険気分になれるでしょう。

次に訪れたいのが、吉野川上流の大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)

ネーミングの音感が面白いので有名ですが、漢字を見ると、「歩くのは危ない」と言われているほどの切り立った崖が迫る荒々しい渓谷。

上流の方では急流を激しく下るラフティング、下流の方では、ゆっくりと景観を楽しめる川下りができます。

春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と、季節ごとに息を吞むような美しい景色を見られるのも魅力です。

3月下旬から5月末までは、たくさんの鯉のぼりが泳いでいる風景を楽しむこともできます。

広島県尾道市から愛媛県今治市を結んでいる全10本の橋が「瀬戸内しまなみ海道」です。

海風を感じながらのドライブは開放感抜群。

余裕があったら、しまなみ海道の全体が見渡せる亀老山展望台へ登るのもおすすめです。

世界的建築家隈研吾氏によって設計された展望台は、建物も眺めも堪能できます。

しまなみ海道を渡って、愛媛県の海沿いに九州方面へ走ると、瀬戸内海が目の前に広がる場所にポツンと駅があります。

ここがSNSで人気の「下灘駅」。

電車は1時間に1本しかないので、車で行くのがベストです。

水平線に沈む夕陽もおすすめですが、昼間の青々とした瀬戸内海もまた素敵。

ぜひフォトジェニックな1枚を撮ってみてください。

下灘駅から少し戻って、山の方へ入っていくと、高知と愛媛の間、標高1400mの尾根に広がるカルスト台地が見えてきます。

「天空の道」とも称される「四国カルスト公園縦断線」を通ると、そこからの絶景は「日本のスイス」とも評されるほど。

晴れた日は四国山地が遠くまで見渡せます。

四国カルスト台地を走り抜け、天狗高原から梼原に下りると、「雲の上のホテル」があります。

雲の上のホテルには日帰り温泉があり、露天風呂からは周りの山々が見渡せる絶景温泉です。

「美人の湯」と言われる源泉かけ流しの温泉で、ジャグジーやサウナ、薬湯風呂なども楽しめます。

お腹が空いたら食堂へ。

キジやイノシシなど、町特選ジビエメニューも豊富で、お腹も満足です。

香川県高松市にある「栗林(りつりん)公園」は、国の特別名勝に指定されている、日本庭園です。

純和風の佇まいが何とも美しく、いつ訪れても凛とした静けさを肌で感じるでしょう。

どこから散策しようか迷ったら、まず「飛来峰」から行ってみましょう。

富士山を模して造られたという小高い山から眺める庭園は、完成された美しさです。

そこから、坂出、丸亀を通り過ぎて、さらに海沿いに行くと、「フラワーパーク浦島」があります。

園内に入ると、一歩足を踏み入れた瞬間に「わぁ~っ!」と声を上げて走り出したくなるほどのロマンティックな雰囲気。

季節によってメインの花が変わり、3~4月はキンセンカ、4~5月はマーガレット、9~10月はコスモスが一斉に咲き乱れます。

フラワーパーク浦島を出たら、そろそろ夕暮れ時。

半島の反対側にある、「父母(ちちぶ)ヶ浜」に行ってみましょう。

父母ヶ浜海岸は、1kmに渡るビーチで、風の吹かない干潮時なら、潮が引いて残された水たまりが鏡になり、フォトジェニックな写真を撮影できます。

レストランやカフェもオープンし、絶景スポットとして知られ始めているビーチです。

たまには、ちょっと足を延ばして小豆島を一周してみましょう。

小豆島エンジェルロードは、小豆島の西側にあり、潮の干満で現れたり消えたりする不思議な砂の道です。

その神秘的な現象から、「大切な人と手をつないで渡ると願いが叶う」と言われています。

渡る手前の弁天島を登ると、「約束の丘展望台」があり、エンジェルロードを背景に、「幸せの鐘」を鳴らすことができます。

寒霞渓は、小豆島の中ほどにある渓谷です。

空と海と渓谷を一度に眺望でき、大渓谷をすり抜けるロープウェイはスリル満点。

山頂の鷹取展望台は、人が少なく、独り占めできることもあります。

眼下に広がる瀬戸内海の美しさと、奇岩や崖地が造り上げた渓谷の美しさは圧巻です。

山を下りて、島の南側に向かうと、「道の駅小豆島 オリーブ公園」があります。

オリーブと芝生に囲まれた、真っ白な風車のある風景は、まるでエーゲ海のよう。

園内には、映画のセットをそのまま使った雑貨店もあります。

高知と言えば、まずは名勝桂浜でしょう。

太平洋にそのまま面した桂浜は、台風の時の大波で知られていますが、普段は穏やかな青い海が広がっています。

西側にある竜王岬はパワースポットなので、遊歩道を登って、大海を目の前にしながら大志を抱いてみましょう。

丘の上には大きな坂本龍馬像が海に向かって立っていて、坂本龍馬記念館もあります。

ただし、波が穏やかな時でも、潮の流れが速いので、遊泳は禁止です。

桂浜から宇佐へ向かう道である黒潮ラインは、左側にずっと水平線が見えています。

海上を行く漁船や大型客船、タンカーなども見える、絶好のドライブコースです。

仁淀川河口を通り過ぎて、宇佐大橋を渡ると、横浪半島に入ります。

そして、横浪スカイラインを少し行くと、白いギリシャ風の建物が見えてきます。

これが、ヴィラ・サントリーニです。

エーゲ海に浮かぶ「奇跡の島」サントリーニ島をイメージして作られたホテルで、本格的なギリシャ料理が味わえると人気急上昇中です。

ちなみにヴィラ・サントリーニ以外にも、横浪スカイラインには絶景スポットがいくつもあります。

そのまま横浪スカイラインを下りていくと、「道の駅かわうその里すさき」に着きます。

道の駅かわうその里すさきは、土産物ばかりかと思いきや、すぐ目の前で藁焼きしたカツオのたたきや、須崎名物なべ焼きラーメン、オリジナルの文旦シャーベットが食べられたりする穴場スポットです。

入野海岸は、黒潮町にある遠浅のビーチです。

潮が引くと、砂浜が反射して水鏡になり、条件がそろえば約4kmもの砂浜に、南米の「ウユニ塩湖」のような水鏡の絶景が出現します。

近くには、キャンプ場や砂浜美術館もあり、ドライブの途中で立ち寄ってもいいでしょう。

道沿いに海を離れて山の方へ入っていくと、今度は「日本最後の清流」四万十川が広がります。

せっかくなので、屋形船に乗って、のんびり川下りしましょう。

代表的な景観の「佐田沈下橋」をくぐり、流れが穏やかな「瀞」では手漕ぎで進む、約1時間の遊覧です。

四万十川を下ったら、そのまま足摺岬へ。

四国最南端の足摺岬には、展望台が2ヶ所あり、どちらも視界は270度。

アーチ状の水平線を見ると、地球が丸いことを実感できます。

断崖絶壁とどこまでも青く広がる大海原は、いつまで見ていても飽きません。

岬からの絶景を堪能したら、竜串海域公園へ。

限りなく透明な海へ、グラスボートでこぎ出せば、ガラス張りの船艇の下には、日本最大級とされるシコロサンゴとたくさんの熱帯魚が見えてきます。

もちろん夏にはシュノーケリングやダイビングも可能。

海に入らない人も、奇岩の景勝地「見残し海岸」には感動できるでしょう。

すぐ近くの「足摺海洋館SATOUMI」には、たくさんの美しい熱帯魚や、時にはジンベイザメまでいますが、全て地元で獲れた魚たちだというから驚きです。

普段着のままで海底を垣間見れる足摺海底館では、野生のイカの群れやハナミノカサゴが目の前に現れます。

日本とは思えない美しい海を充分に堪能できるでしょう。

四国はドライブコースが豊富!時間をとってゆっくり巡るのがおすすめ!

四国は「ちょっと遠いなぁ」という感覚の方も多いかもしれません。

確かに交通の便がいいとは言えないので、四国をドライブしようと思ったら、丸1日以上時間をとった方がゆっくり回れるでしょう。

都会の喧騒から離れて、美しい海と山に囲まれた1日は、日頃の疲れを癒してくれます。

連休などの際にはちょっと足を延ばして、四国へお出かけしてみてはいかがでしょうか。

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