合宿免許は、知らない土地で知らない人達と2週間一緒に過ごすものです。
そこでは、ルールやマナーが求められることになります。
自分勝手な行動は他の教習生に迷惑をかけるだけでなく、自分にも不利益が生じることなるため、避けるべきです。
この記事では、合宿免許中にやってはいけないことを8つ解説します。
合宿免許中にやってはいけないこと8選
合宿免許中にやってはいけないことは、主に以下の8つです。
<1>寝坊する、居眠りする
学科教習・技能教習ともに、寝坊したり居眠りをしたりすると、その時間の教習は修了したことになりません。
実際に、合宿免許の教習中に居眠りをして退室を指示されたという方は多くいます。
合宿免許の場合は、1科目修了できないだけで教習期間が延びます。
当然、教習期間が延びれば追加料金や延泊料金が発生することになるのです。
追加料金や延泊料金は自動車学校や現在の教習進度によって異なりますが、相場は1万円〜3万円ほどです。
寝坊や居眠りをすると教習期間が延びるだけではなく、余分に教習料金を支払うことになるため、当たり前ですが合宿免許中の寝坊や居眠りは厳禁です。
合宿免許中は生活のリズムを整えて夜更かしなどしないようにして、教習に集中するようにしましょう。
<2>学科試験を甘く見て勉強しない
学科試験に1発で合格するためには、学科はその日のうちに復習し、効果測定も何度か受けるなど、試験対策が必要です。
学科試験を甘く見て勉強しないと、不合格になり教習期間が延びることがあるため注意しましょう。
学科試験の問題はひっかけ問題が多く、きちんと交通ルールや標識の内容を覚えていないと解けません。
そのため、一発合格をして予定通りに合宿免許を終えたい方は、きちんと勉強したほうが結果的に自分にとって良い結果をもたらします。
近年は、ほとんどのの自動車教習所が、PCやタブレット端末で自分で学習できるシステムを整えています。
上記のようなシステムを活用して、空き時間や教習後には学科の勉強をするようにしましょう。
<3>夜遅くまでスマホやタブレットを見ている
夜遅くまでスマホやタブレットを見ていると、自分の睡眠の質が悪くなるだけではなく、相部屋の教習生が、画面のライトが明るくて眠れなくなるなどトラブルにつながることがあります。
夜遅くまでスマホやタブレットを見ていたことによって翌朝寝坊して教習に遅刻したら、合宿期間が延びてしまうため要注意です。
合宿免許中は朝早くから教習が始まるので、夜は遅くとも23時くらいまでには寝るようにしましょう。
<4>「話しかけるなオーラ」を出す
一人で参加している人の中には、「友達を作りたい」「誰かに話しかけたい」「誰かに話しかけられたい」と思っている方は多くいます。
この時、「話しかけるなオーラ=話しかけづらい雰囲気」を醸し出していると、誰も話しかけたいとは思いません。
社交的になるのは難しくても、なるべく話しかけやすくなるように自然体でいるようにしましょう。
もしも「友達を作りたい」と思っているのなら、少し口角を上げてみたり、食事の時に「お隣いいですか?」と一言聞いてみたりと、ほんの少しのことで相手は話しやすくなります。
また、知らない人と相部屋になった場合は、まずは自己紹介から始めましょう。
その時は、なるべく笑顔で、思い切って自分から話しかけてみることが大切です。
相手も、相部屋の人とは仲良くしたいと思っていることが多いため、喜んで話してくれることがほとんどです。
また、「友達を増やしたい」と考えている場合、各自動車学校が行なっているイベントへ参加するのもおすすめです。
教習生同士が仲良くなれるようなイベントなどを計画しているところもあるため、積極的に参加して友達を増やしましょう。
このように、できるだけ話しかけやすい雰囲気を出すことは、合宿免許のマナーです。
友達が増えていくのも合宿免許の楽しみの一つです。
<5>相部屋の人とトラブルを起こす
寝食をともにする相部屋の人とトラブルを起こすと、その後の合宿免許生活を快適に送ることができません。
しかし、どうしても気が合わない人というのも存在することは確かです。
もしも相部屋の人とどうしても気が合わない場合は、最低限の挨拶だけして、その他の時間は距離を置くようにしましょう。
何か不満があったら、文句を言うのではなく、なるべく穏やかに「私はこうして欲しい」という言い方でコミュニケーションをとるのがおすすめです。
ネガティブな言い回しをポジティブな言い回しに変えることで、聞き入れてもらいやすくなります。
それでも改善してくれなかったら、教官やスタッフに相談して、第三者に入ってもらいましょう。
相部屋の人とはなるべくトラブルを起こさないように、お互い譲り合いの精神で、思いやりを持って生活しましょう。
<6>門限を守らない
門限を守らない方は集団生活のルールを守れないとみなされ、途中で帰されることがあるため注意しましょう。
自動車学校教習所の宿泊施設には、たいてい門限があります。
門限は大体22時前後に設定されているところが多いようですが、自動車学校によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
実際に、友達と一緒に夕食を食べに行って、時間を忘れて過ごしてしまうといつの間にか門限を過ぎていたというケースもあります。
合宿免許は旅行気分になりがちですがあくまでも免許を取るための合宿です。
合宿免許中はなるべく早めに宿舎に戻って明日の予習をしましょう。
<7>食堂のスタッフや守衛に敬意を払わない
食堂のスタッフや守衛は、安全かつ健康に合宿免許を送れるように配慮してくれる存在です。
食堂のスタッフに聞こえよがしに「これ、まずいよなぁ」と言ったり、守衛さんが挨拶してくれても返さないといった行為はマナー違反です。
これは、大人としてあるまじき行為です。
自分たちが免許を取るために、陰で支えてくれているスタッフさんには、敬意を持って接しましょう。
<8>教官やスタッフの言うことに従わない
教官やスタッフに言われたことに従わなかったり、無視をしたりするのはルール違反です。
ただし、教官やスタッフの言うことが理不尽に思えるときもあるかもしれません。
そのような場合は他の教官やスタッフに相談することもできます。
教習生同士と同じく、教官でもどうしても気が合わない人もいます。
自動車学校教習所によっては教官を変えてもらうこともできるので、教官の対応に疑問を感じたら他の教官やスタッフに相談してみましょう。
合宿免許中は集団でのルールとマナーを守ろう!
以上、合宿免許中にやってはいけないことを8つ挙げて紹介しました。
合宿免許は、何十人もの人が2週間寝食を共にする集団行動です。
一人で勝手な行動をとると、様々な人に迷惑がかかります。
合宿免許中は、集団の中の一人であることを忘れずに行動しましょう。